ドラッグ＆ドロップでシステムを開発できるkintoneとは？解説からおすすめシステム連携まで

2022 12/26

2022-12-26

kintoneとは？

kintoneはサイボウズ株式会社が提供する、プログラミングの知識がなくても業務アプリが作成できるツールです。
一般的にアプリケーションを作成する際にはプログラミングのスキルが必要になりますが、kintoneではフィールドと呼ばれる項目をドラッグアンドドロップすることで簡単にアプリケーションを作成・公開が可能です。
またkintoneにはkintoneアプリストアという、直ぐに使える無料の200種類以上のアプリテンプレートが多数公開しており業種や業務に合わせて最適なアプリを選ぶことができます。

代表的なもので以下のようなアプリテンプレートが利用可能です。

営業・セールス: 顧客リスト、案件管理、商談管理、日報、受注・売上管理、予算・実績管理、訪問記録
総務・人事: 従業員名簿、人事評価管理、配属・移動管理、休暇申請、備品在庫管理、交通費申請、出張申請、物品購入申請
業務: 生産管理、ToDo管理、在庫管理、問い合わせ管理、報告管理、メンテナンス記録、受注・出荷管理

kintoneの主な機能

kintoneではアプリ作成も含めて様々な機能を搭載しています。
ここでは主な機能をご紹介致します。

アプリ作成・公開

業務に必要なアプリをドラッグ＆ドロップで簡単に作成できます。
作成したアプリは簡単に公開・利用が可能です。
また必要な機能に応じて機能拡張が可能なプラグインやプログラミング言語による、高度な機能のカスタム開発も可能です。

スペース

kintoneでは社内SNSとして利用可能なスペースという機能が利用可能で社内の業務報告やコミュニケーションの場として利用可能です。
またスペースは参加者を選んで作ることができ、プロジェクトや部署毎の議論や情報共有ができる他、スペースにアプリを関連付けることも可能です。
更に社外のメンバーやkintoneを利用していないユーザーもゲストとして参加できる「ゲストスペース」を作成することができ協力会社や顧客をまたいだコミュニケーションも可能です。

ピープル

ピープルは、ユーザーのプロフィールやつぶやき、アイデア、情報を共有し社内のコミュニケーション活性化できるピープル機能を利用できます。
ピープルは以下のような機能を利用できます。

ユーザーのプロフィールの登録と連絡先の確認機能
ユーザー毎へのコメントスペース

ワークフロー

ワークフローはkintone上で申請業務を行える機能です。
アプリ作成機能と合わせてワークフローを設定することで社内のありとあらゆる社内の申請・承認業務をkintone上で集約することが可能です。

データ連携

kintoneではプラグインと呼ばれるkintoneの機能を拡張・連携できるサービスや豊富なAPIが用意されています。
システムやデータを連携することでkintoneは社内アプリに留まらない様々な場面で活用することができます。

kintoneと連携できる主なサービス

1.マネーフォワード

kintoneとマネーフォワードを連携することでkintoneの情報を基にワンクリックでマネーフォワードクラウドを見積・請求書を作成できます。
またマネーフォワードクラウド請求書の入金ステータスをkinetoneに反映できるため、入金状況をリアルタイムに共有することが可能です。

2.DocuSign

PDF作成ツールとkintoneを連携すれば電子契約に関わる一連の業務を自動化できます。
kintoneのレコードを参照して電子契約を依頼し、サインされたはPDFは自動でkintoneに保管することが可能です。

3.メールワイズ

kintoneに登録した顧客情報を基にメール送信ができるサービスです。
kintoneと連携することでセグメント配信や一斉送信も可能です。

4.SanSan

SanSanに入っているデータをkintoneに登録することができます、またkintoneの顧客情報をSanSanに同期することもできます。
SanSanとkintoneを連携することで、名刺情報を自動でKintoneに取込むことができます。

システム連携事例

下記事例はWebフォームからの情報を自動でkintoneに取り込んだ事例です。
取り込んだ情報をkintoneで紐づけすることでお問い合わせ管理やイベント情報の管理に使えます。
またメールサービスと連携させメールマーケティングの自動化や、会計システムと連携させ請求書発行の自動化など様々活用することができます。