遂に公開されたChatGPT APIとは? 利用するまでの流れ【ハンズオンで徹底解説】

今回はついに公開されたChatGPT APIの紹介します。
ChatGPT APIとは
OpenAIは3月1日に、同社のAIチャットボットサービスの「ChatGPT」と音声認識サービスの「Whisper」のAPIを公開しました。
開発者はChatGPTが公開しているAPIを利用することで、様々なアプリケーションにChatGPTの機能を組み込むことが可能になります。 ChatGPTのAPIを利用することで以下のような機能を実装することが可能です。
- チャットボットの開発
- 情報検索
- 文書の生成
- プログラミングコード作成
- 文章の要約や添削
ChatGPTのAPIを活用すること、簡単に高速で安価な自然言語処理を使用したAIを実装することが出来ます。
OpenAIのGPT-3のAPIとの違い
OpenAI社はChatGPTのAPIを提供する前にも、ChatGPTのベースになっている大規模言語処理用(Large Language Model)のAIモデルである、GPT-3のAPIを提供していました。
ChatGPT APIと今まで提供されていたOpenAI社のGPT-3のAPIは大きく2つの点が異なります。
- AIモデル
従来のGPT-3とより高性能で高速なGPT-3.5-turboを搭載しています。 GPT-3では1,750億のパラメーターを持っていたのに対し、GPT-3.5では3,550億のパラメーターを持っておりより高性能で、より有用な情報を生成可能です。
- 価格
従来のGPT-3のサービスでは、文章生成AI一番高性能なLanguage ModelのDavinciで1000トークンで$0.0200にだったのに対して、ChatGPT APIのgpt-3.5-turboでは$0.002と1/10の費用を実現しています。

また引き続きOpenAIのアカウントを解説すると、3か月間利用できる18ドルの無料クーポンが付帯します。
ChatGPTのAPIの利用手順
ChatGPT の利用する手順は以下の手順になります。
1.OpenAIのアカウント取得
2.APIキーの取得
3.プログラミング言語でAPIを利用(Python)
1.OpenAIアカウントの開設
OpenAIアカウントを解説する為に以下のサイトにアクセスして下さい。
OpenAI API

真ん中の「Get started」をクリックして、BOTではないかの認証があるのでクリックして次に進んでください。 アカウント作成に必要なのフォームが表示されるので、必要情報を入力してアカウントを作成して下さい。 メールアドレスのサインアップの他、GoogleアカウントかMicrosoftアカウントの認証も利用することも出来ます。 パスワードや簡単な質問に回答する必要があるのでアナウンスに従って入力してください。 またサインアップには電話認証が必要になるので事前にSMSが利用可能な電話番号を用意して下さい。
2.APIキーの発行
アカウントを作成したら以下のサイトにアクセスしてAPIキーを取得する為に「+ Create new secret Key」をクリックして下さい。 OpenAPI-keys

APIキーが発行されます、あとで利用するので保存しておいて下さい。

3.プログラミング言語でAPIを利用(Python)
最後にプログラミング言語での実行します。 今回はPython で利用してみます。
- APIキー発行
Personal -> View API keys -> Create new secret key
openai のインストール
まずPythonで利用する為のライブラリをインストールします。
コマンドラインで
pip3 install openai
windowsの場合は
pip install openai
Pythonプログラム
import openai
openai.api_key = "YOUR_API_KEY" #前述で発行したAPIをKeyに置き換えてください
response = openai.ChatCompletion.create(
model="gpt-3.5-turbo",
messages=[
{"role": "user", "content": "質問内容をここに書きます"}, #※1後述
]
)
print(response["choices"][0]["message"]["content"]) #返信のみを出力

※1 メッセージもパラメーターのroleは3種類あります。
- system: ChatGPTの設定
- user: ユーザーの質問
- assistant: チャトBOTの回答になります。
例えばChatGPTにsystemの引数を渡すと以下のようにわざと誤解答させるようなことも可能になります。
実行結果
引数

実行結果

簡単にChatGPTのAPIを利用することが出来ました。 ChatGPTのAPIが公開されたことで今後様々なアプリケーションにChatGPTが活用されそうです。 本コラムでは今後のChatGPTのAPIの情報も含め、ChatGPT情報をどんどん発信していこうと思います。
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